FC2ブログ
モーニング娘。6期メンバー亀井絵里さんを中心にハロプロを応援するブログです。ネタがない時は管理人の日記になってしまう可能性もありますが、マイペースに、かつ真剣に、亀の歩みのごとく更新して参ります。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

じゃあ、君の好きなところ書く。顔、特に口と鼻。サラサラな髪。太もも。
声。甘え口調。歌い方。歌声。ダンス。バカ笑い。涙。 いつでも眠いところ。
天然で、笑いの神が降りるとこ。リアルにアホっぽいところ。リアルアホなところ(笑)
適当なとこ。アホで適当なくせに、めっちゃしっかり色んなこと考えているとこ。考えすぎちゃうとこ。
自分の気持ちをしっかり持っているところ。それを伝えるとこ。妥協しないとこ。
周りを見てるとこ。誰よりも周りを見てるとこ。周りに優しくできるとこ。
さゆみと一緒にいるところ。「さゆー」って、いつも来るところ。さゆみと仲良しなところ。
さゆみのことが大好きなところ。 と、このように、君の好きなところはいっぱいあるよ。
―道重さゆみ 「今夜もうさちゃんピース」12月11日放送分より

師走は不思議な時期だ。
ドタバタと目が回るほど忙しい日々が続いたかと思えば、急に閑古鳥が鳴きだす時もある。
12月15日も、そんなエアーポケットに落ちたような日だった。

午後3時ごろには一通りの業務が終了。
いつもなら、同僚たちとコーヒーでも飲みながら馬鹿話をして定時まで過ごしただろう。

しかし、この日はいつもとは違うのだ。
少しでも早く横浜アリーナに行かねばならない。
自分にとって最後のモーニング娘。を目に焼き付けるために。

時計をにらみながら、しばらくじりじりと時間を過ごす。
新たに面倒そうな仕事が舞い込む気配はない。
思い切って、上司に早退を申し出た。

「どうした?具合でも悪いか?」

理由を聞かれ、はたと困る。
しかし、ここで嘘を言うわけにはいかない。
後ろめたい思いを抱えて現場に行っても、楽しいはずがないからだ。
僕は腹を括り、正々堂々と理由を口にすることにした。

「どうしても行きたいコンサートがあるんです」
「君が?珍しいな。誰のだ」
「・・・モーニング娘。です」

言ってしまった。
これまで、世界中で妹しか知らない秘密だったのに。
どんな反応が返ってくるのだろう。
僕は後悔の念がじわじわと胸にこみ上げるのを感じた。

「大の大人が仕事よりモーニング娘。かよ!」
そんな罵声が飛ぶのを覚悟し、首を縮めた。

「ああ、君、モームスが好きだって言ってたっけ」
上司から返ってきた言葉は意外だった。
何で、ずっと隠してきたのにそれを知っている・・・?

「今日は何もないし、もういいよ。その代わり、気持ちの切り替えはしっかりな」
上司は意外なほどあっさり早退を認めてくれた。

事後的に知ったことだが、上司も若いころは相当アイドルにハマっていた。
随分昔、この上司とサシで飲みに行った時にアイドル談義になり、僕は娘。への思いを滔々と語ったらしい。
より正確に言えば、当時推していた中澤裕子さんへの思いを。
もっとも、その時の記憶はないのだが。

これも天の配剤か。
あるいは、裕ちゃんが助け舟を出してくれたのかもしれない。

何はともあれ、身柄が空けばやることは一つだ。
僕は急いで会社を出ると、東京駅から東海道新幹線に飛び乗った。
わずか20分で、こだま671号は新横浜駅のホームに滑り込む。
時刻は16時45分になろうとしていた。

急ぎ足で会場へと向かう。
会場の近くには、今夜の卒業式で使う白いサイリウムを配っている人たちが大勢いた。
名前は知らないが、どこかで見たことのある顔も多い。

背中に「亀井絵里」と大書したスティッチの着ぐるみを着た女の子。
えりりんの特攻服でバシっと決めた勇ましい女の子。
タヌキ仕様のしっぽ~ちをつけて会場に出没していた男性。

寒風の中で、彼ら、彼女らの頑張りには頭が下がる。
僕は自分で使う分は用意してきているので、サイリウムは固辞した。
今日は祭りのことを知らないライトファンも大勢来るはず。
そちらに少しでも多く行き渡らせてほしい。

会場に到着すると、まずは本公演の速攻DVDを予約。
それからおもむろにグッズ列を探しだす。
しかし、どうしても見つからない。

どうやら、17時をもって場外でのグッズ販売は休憩に入ったようだ。
グッズ列は入場列に吸収されていた。列は絶望的なまでに長い。
しばらく会場の外で待つが、所定の17時半を過ぎても開場した気配がない。
40分になって、ようやく建物内を駆け抜ける人々の姿が窓越しに見え始めた。

明らかに時間が押している。
しかし、列は遅々として進まない。
階段のところまで進んだとき、その理由が分かった。

101215b

おびただしい数の人々が横浜アリーナ前に詰め掛けていた。
近年稀に見る、凄まじい動員数だ。
その洪水のような光景を見て、僕は胸が熱くなった。
これだけ多くの人たちが、3人の卒業を見届けに来てくれているんだな・・・。

感慨深い思いが湧いてきたが、これではグッズを買うどころの話ではない。
僕もその人波の一部と化し、ようやく会場に入ったのは18時10分。
横浜アリーナに足を踏み入れるのは、2009年1月のエルダークラブ卒業以来だ。

101215a

客席配置図を見ると、アリーナコンらしくサブステが設えられていることが分かる。
この図で見ると、僕の席はサブステのやや右下だった。
あまり期待していなかったが、こうして見ると決して悪い席ではない。

会場に入ると、既にサイリウムが乱舞していた。
一体何かと思ったら、スマイレージのオープニングアクトだった。

「夢見る15歳」を歌い終え、卒業する3人の思い出を話し出すスマイレージ。
「亀井さんは、エッグの頃にコンサートでうまく踊れなかったら、教えてくれたの」
「私もだーわーって呼んでもらって、嬉しかった!」
キャピキャピしたトークを繰り広げたスマレージは「同じ時給で働く友達の美人ママ」を歌うと袖へと消えた。

僕は急いでスーツを脱ぎ、持参したえりりん卒業Tシャツに着替える。
頭にタオルを巻きつけ、準備万端だ。

その時、アリーナ席の右側から大きな歓声があがる。
見ると、2階にある関係者席らしいところへ数人の女性が入ってきたところだった。
1人は遠目にも分かる長身にロングヘア。2代目リーダーの飯田圭織さんだ。
かおりんは関係者席でしばらく立ち、大観衆で埋まった横浜アリーナを見渡していた。
そして、その横には裕ちゃんの姿も。

この会場は、1998年2月1日にモーニング娘。がメジャーデビューを記念する握手会を開いた場所。
そして、客入りの悪さにメンバーたちがリベンジを誓った場所だ。

その時の様子は、裕ちゃんの書き下ろしエッセイ「ずっと後ろから見てきた」に詳しい。
当時のマネージャーは「人が入らなかったんだよ!悔しくないのか!」とメンバーたちに怒鳴ったという。
彼女らは血がにじむような努力を重ね、ついに横アリを満員にするまでグループを成長させた。

それから13年近くが経つ。
いまだに横アリをフルハウスにできる後輩たちの姿は、頼もしく映ったことだろう。

予定時刻を10分過ぎた18時40分、いよいよコンサートの幕が切って落とされた。
マーチ仕様にアレンジされたウィアラに乗せ、キレのいいオープニングダンスを披露する8人。
間奏ではメーンステージで激しいバイロ(炎)が吹き上がる。

ハロー系の現場で、これほど力の入った演出を見たことはない。
客席からは大きな歓声が飛んだ。

この夜は、きっとモーニング娘。の歴史に残るコンサートになる。
僕はAメロのリズムに合わせてジャンプを繰り返しながら、そう確信した。

(続く)
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://ulyssestropical.blog5.fc2.com/tb.php/830-f63b6067
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。