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モーニング娘。6期メンバー亀井絵里さんを中心にハロプロを応援するブログです。ネタがない時は管理人の日記になってしまう可能性もありますが、マイペースに、かつ真剣に、亀の歩みのごとく更新して参ります。
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品川駅の高輪口を出ると、むっとするような湿気が襲ってきた。
夏休みの真っ最中ということもあり、駅前は眩暈がするほど多くの人々でごった返している。
スーツ姿でなければ少しは過ごしやすかったのにと、僕は自分の服装を恨めしく思った。

なぜスーツ姿なのかというと、今日は特別な現場だから。
モーニング娘。6期メンバー3人の初ディナーショーという、記念すべきイベントだ。
DSといえばハロプロのお姉さん組の特権というイメージが強い。
ついにあの子たちもディナーショーを開ける年齢になったのかと、しみじみ時の流れを感じる。

そして、自分にとってはもう一つ、この現場が特別である理由があった。
突然の卒業発表以来、初めて生のえりりんを見ることができる。

様々な情報に接し、自分なりに今回の出来事は消化したつもりだった。
しかし、重要な転機を迎えた後、本人がどんな様子でいるのか見たいという思いは拭えなかった。
えりりんは一体、どんな表情で、どんな曲を歌い、どんな話を聞かせてくれるのだろう。
まだ見ぬ現場への期待に、少しの不安が入り混じる。

駅前を埋める黒い頭の奔流に混じり、駅前の横断歩道を渡って品川プリンスホテルの方向へ。
目指すのは、同ホテルのアネックスタワー5階にあるプリンスホールだ。

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100814b

会場付近には既に多くの娘。ファンが集結していた。
見知った顔が多いが、諸兄とも盛装なので新鮮である。

グッズを買い、入場手続きを済ませて会場の中へ。
アテンダントさんが席まで案内してくれたのが恐縮だった。

会場は想像以上に広かった。
いくつかの部屋をぶち抜き、大きい空間として使っているらしい。
奥の方には生バンド仕様のステージが設えられている。
僕のテーブルはステージからかなり離れていたが、飛び島状のサブステージに近いのは僥倖だった。

テーブルは4人用。
卓上のメニュー表には、3人のメッセージも添えられていた。

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食事タイムは1時間半と長めだ。
同じテーブルにいた単独行動の人と話をしながら、開演までの時間をつぶすことにする。
話をしているうちに、彼もまたえりりんのファンであることが分かった。
話題はいきおい、推しメンの卒業のことへ。

「いきなりで驚きましたね」
「ええ。まあ、ぶっちゃけ、そろそろかなっていうのはありましたけどね」
「9月には写真集が発売されるんでしょ?えらく準備がいいですよね」
「体調が関係することですし、随分前から卒業時期を探っていたってことなんでしょう」

初対面の相手なので、お互いに語り口は冷静かつ丁寧だ。
ともにスーツ姿なので、まるでビジネスマン同士の情報交換のようでもある。

そんな中、彼が「迷ったけど、DSのチケットを取っておいて良かったですよ」と呟いたのが印象的だった。
彼もまた、僕と同じく、えりりんの顔を見て自分の気持ちに整理をつけたいと思っているのだろう。

雑談をしているうちに、次々と料理が運ばれてきた。
イメージとしては、結婚式で供されるフレンチといったところか。
予想していたよりも本格的なディナーである。
お酒が飲み放題なのも、飲兵衛の自分としてはありがたかった。

午後4時。いよいよショーの幕が上がる。

藍色に沈むステージに4人組のバンドが登場。
ギター、ベース、ドラム、キーボードというスタンダードな構成だ。
演奏し始めたのは弾むようなリズムのイントロ。
バンド用にアレンジが加えられているが、曲名はすぐに分かった。
モーニング娘。初期のダンスナンバーの佳作、「Happy Night」だ。

会場から一斉にクラップが巻き起こるが、ステージにえりりんさゆれいなの姿は見えない。
背面が明るくなったので振り返ると、純白のドレスをまとった3人が客席後方から現れた。
曲に合わせて手を振りながら、テーブルの間をすり抜け、サブステに向かう3人。
その姿はライトが映じてまばゆいばかりだ。

サブステで1番を歌い終えると、3人は奥のメインステージに向かった。
アップテンポなサビのメロディに乗せ、会場中で手が揺れる。
しっとりした曲で攻めてくると思っていたので、この選曲は意外だった。
でも、個人的は好きな曲なので、ここで聞けたのは嬉しい。

2曲目は、3人にとっては特別な曲だった。
ごく一瞬のイントロの後、えりりんが澄んだ声で出だしのパートを歌う。

信じることにするわ 赤いフリージア

会場からは思わずどよめき。
メロン記念日の代表曲であり、6期オーディションの課題曲でもあった「赤いフリージア」だ。
サビに向けて一気に高まる流れが素晴らしく、個人的にはハロプロの歴史でも屈指の名曲だと思う。

かつては見よう見真似で歌うのがやっとだった3人だが、今では曲の世界観をしっかり表現できている。
独特の歌唱法で、オーデ時につんく♂Pをのけぞらせたさゆも例外ではなかった。
7年7カ月の時の流れ、そしてその間のメンバーの成長を感じさせる、絶妙な選曲ではないだろうか。

2曲を歌い終えた3人は「モーニング娘。6期メンバーです!」とあいさつ。
さっそく、れいなが嬉しそうに「見て下さい、この着飾った姿を」とアピールする。
「きょうはみんなも着飾っとうよ」
客席を見渡したれいなに向かい、さゆが「そういう姿もあるんだよ」といつも通りに毒を吐いた。

今回のセットリストは、3人で相談して決めたのだという。
えりりんが思わず「悩んだよね~」と口にする。

赤いフリージアについては、やはり3人とも思い出があるようだ。
「ドレスを着て、ディナーショーができる歳になって・・・。オーディションの頃は13歳だったもんね」
さゆが懐かしそうに切り出した。
「『絵里ちゃん、れいなちゃん、一緒に練習しようよ~』って言ってたよね」
まだ他人行儀だった頃の3人の様子をれいなが口にすると、えりりんが思わず身をよじった。
「ちゃんづけ、キモイ!」
それを聞いた客席から笑いが起こる。
「でも、絵里が一番言いそうじゃん。最初に『さゆみちゃん』って話しかけてくれたよね」

この次はソロのコーナーへ。
さゆれいなが下手に消え、トップバッターのえりりんが残る。
ステージから下り、サブステの方へと歩きながら、えりりんが口にしたのは自分の卒業についてだった。

「突然だったから驚かせちゃったかもしれないけど・・・。でも、最後の最後まで頑張るから、よろしくお願いします!」

目の前で、本人の口から卒業のことが語られる。
会場は水を打ったような静けさに満ちた後、拍手で埋まった。

僕もまた、えりりんの言葉を聴きながら拍手をした。
卒業まであと4カ月。
彼女が前に向かって歩き続ける限り、僕も歩みをともにしよう。

(続く)
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